【給水設備】建物・設備の知識⑥ 宅建士~賃貸不動産経営管理士【模試結果】






1.給水設備・給湯設備・排水設備



給住宅の各住戸へ水を供給する方式には、直結方式水道管から直接給水する方法と、受水槽方式水道管から一旦水槽に水を受け、その後各住戸へ給水する方法があります。



直結方式は、直結直圧方式と直結増圧方式があります。



増圧方式は、増圧ポンプを使い、住戸へ直接給水します。



直結直圧方式は、水槽やポンプを介さず、住戸に直接水道事業者から直圧で給水します。



水槽方式には、高置水槽方式、圧力タンク方式、加圧給水方式があります。



高置水槽方式は、 水を受水槽に蓄えてから、揚げ水ポンプで屋上・塔屋の高置水槽まで汲み上げ、その後に、自然落下の重力によって各住戸へ給水します。



圧力タンク方式は、 水落水槽に蓄えてから、加圧給水ポンプで圧力タンクに給水して、圧力が少ないの空気を圧縮し、加圧させて、給水します。



加圧給水方式は、 受水槽に蓄えてから、加圧ポンプにより加圧した水を、連続運転して直接、住戸へ給水します。



給水管は、以前は白ガス管(亜鉛メッキ鋼管)が使用されていましたが、現在は硬質塩化ビニル管が主流となっています。



給湯方式には、局所給湯方式、住戸セントラル給湯方式、住棟セントラル給湯方式があります。



局所給湯方式は、給湯の必要箇所に、それぞれ給湯器を設置する方式です。



住戸セントラル給湯方式は、 各住戸ごとに給湯器を置き、各給湯箇所へ配管して給湯します。



住棟セントラル給湯方式は、 建物の屋上などに熱源機器(ボイラーなど)と、貯湯タンクを設け、給湯箇所へ配管して給湯します。



( 地域暖房システムから蒸気や温水の供給を受け熱交換器を介する場合もあります。)



排水管の途中には、 下水管の臭気や虫などが侵入しないように、排水トラップを設けます。



破封はトラッップ内の封水がなくなることで、蒸発、毛細管現象、サイホン作用などが原因です。



二つのトラップの間に空気だまりを生じさせ、排水障害が生じるため、二重トラップは禁止されています。





2.過去問



平成29年 本試験より



〇  増圧直結方式は、水道本管から分岐して引き込んだ浄水を増圧給水ポンプで各住戸へ直接給水する方式であり、中規模以下のマンションやビルを対象とする方式である。



〇  塩ビ管は、強靭性、耐衝撃性、耐火性で鋼管より劣るが、軽量で耐食性に優れている。



先週の模擬試験の結果が発表されました。



思わしくない結果でしたが、意外にも建物設備の分野はよい結果で、合格圏内(B)でした。


少し、このブログで建物・設備についてまとめていたことも少しはあるかもですね。


本試験まで、約1週間となってしまいましたが、引き続き進めていきたいと思います。




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